土地選び

土地選びを失敗しないための注意点(1)

今回から何回かに分けて土地を探す時に気を付けておきたいポイントについて解説していきたいと思います。

ただ何となく、何も考えずに土地を決めてしまうと後で後悔する事になるかもしれません。

注意すべきポイントを確認していきましょう。

 

現状の土地の状態

まず土地を探していると2パターンから選ぶ事になると思います。

まずは更地になっている土地。

もう一つはすでに既存の物件が存在する中古の物件です。

更地とは何も建物が建っていない状態の土地の事です。

新築を建てる際は更地であればその土地の金額を考えれば大丈夫ですが、既存住宅が建っている場合は解体費も必要になってきます。

建物の規模や地域によっても差がありますが30坪ほどの住宅で150万円前後を目安に考えておきましょう。

その他立地の条件によっても変わってきますので、要見積りです。

 

そのエリアの土地相場を把握する

土地は大きな金額が動く商売なので、慎重に選ぶ必要があります。

気に入った土地の値段は適正な価格かどうかを判断する必要があります。

気に入った土地の周辺の土地の価格を色々な不動産やサイトで確認して、大きく差がない事を確認しておきましょう。

値下げの交渉は出来ますが、恐らく端数を切ってくれる程度になります。

もし高い場合は直接理由を聞いてみてもいいでしょう。

土地は角地や南向きなどによって値段が上がりますので、聞いてみて納得がいけば問題ありません。

 

電柱の位置

これは見てわかるレベルなので、失敗する事はないとは思いますが、事情があって現地を見る機会がなかったり、引き継いだ土地の邪魔な位置に電柱があった場合。

絶対出来るわけではありませんが、電柱は移動してくれる場合があります。

その土地が気に入っていて、電柱が邪魔だった場合など、一度問い合わせてみると問題が解決するかもしれません。

また、これは家の形などが決まらないとなかなか確認するのが難しいですが、近くに電柱がない場合は電線から引き込めない場合があります。

近くにあっても、隣の敷地を空中で越境しないと引き込めないという事がたまにあります。

その場合は自分の敷地内に中継ポールを建てる必要があります。

中継ポールと立てるとなると、費用も10~20万円前後かかり、細いとはいえ結構邪魔になってしまいます。

ほとんどの場合は問題なく引き込みが出来るのですが、不安な方は担当の方に問い合わせておくと安心です。

 

旗竿地(はたざおち)

土地を探していると、こんな敷地を見たことはないでしょうか。

このような土地を竿に旗を付けたような形である事から、「旗竿地(はたざおち)」と呼ばれます。

此方についてはメリット・デメリットを解説していきます。

正直メリットはそこまでメリットになってない気も・・・。

とりあえずご覧ください(笑)

 

旗竿地のメリット

価格が安く設定されていることが多い

旗竿地は見ての通り奥ばったところに広い土地がある為、非常に使いにくいです。

それゆえに通常の相場に比べ2割~3割程度安い価格で販売されていることが多いです。

価格が安いので飛びつきやすいですが、デメリットを確認したうえでご判断下さい。

 

静かな暮らしが出来る

道路から奥に入ったところに家が建つため、車の音などが室内まで聞こえてくることが少なく静かに暮らすことが出来ることが多いです。

4方向が家に囲まれているので、音も遮断してくれます。

逆に言えば・・・というのはデメリットの方でお話しします。

 

外観にこだわる必要がない

奥ばったところに土地が広がっている為、道路から家が見える事は少ないでしょう。

なので、周りを気にして「形がおかしいかな?」「正面くらい高いサイディングを使った方がいいかな」とか気にする必要もありません。

外壁を安く抑えて、その分内装や設備などにお金を使うことが出来ます。

 

台風時、周りの家が壁になって守ってくれる

台風などの強風・暴風の時は周りの家があるため、隣家が壁になって守ってくれます。

また風によって飛ばされてきた飛来物による破損も周りの家が多くを弾いてくれるので、被害は抑えられます。

それでも上空は何もないので、被害がないというわけではありません。

 

旗竿地のデメリット

採光や通風の確保が難しい

4方向全てに家がある為、陰になりやすく暗い家になりやすい傾向にあります。

風も抜けるところがないので、あまりいい風が室内に吹き込むことは少ないと思われます。

自然を感じたい方には不向きな土地でしょう。

それでも太陽の光や自然の風を取り入れたい方は、ちゃんとした設計事務所に計画してもらい、工夫してもらう事で多少は改善できるでしょう。

しかし、設計事務所に設計を依頼するとコストは上がります

 

駐車の不便さ

住宅は前面道路に2m以上接地していなければいけないという法律があります。

そのため、一番細くても入口は2mあります。

しかし、2mの幅に毎日車を駐車するのは結構大変です。

運転が苦手な方だと特に苦痛でしょう。

細い部分が駐車スペースになっている場合は自転車や人が通るのにも狭く感じます。

場合によっては近くの駐車場を借りなければいけなくなるかもしれません。

 

4方向ほぼ囲まれている

旗竿地は4方向全て隣家があります。

なので、どうしても気になるのが人の視線

それに、4方向に家が建っているので、結構な圧迫感もあります。

また、周りの家が騒がしいと、その声や音が騒がしく感じてしまう事もあります。

そういったこともあり、プライバシーの確保を通常の場合より気を使う必要があります。

 

建築コストが高くなりやすい

旗竿地を安く購入したとしても、建築コストが高くなります。

これはガス管にしろ、水道管にしろ、前面道路から引き込んでいるので奥にある家まで長い距離を引き込まなければいけなくなります。

通常なら数mで済むところを、家までの距離が伸びてしまった分長くなるので、比例してコストも高くなります。

また旗竿地などは狭いところが多い為、レッカー車が入らない場合、人の手で組んでいかなくてはいけなくなるため、工事手間が増えます。

結果、土地を安く購入出来てもそれ以上に建築の方でコストが高くなるケースがあります。

上記で電柱の話が出ましたが、旗竿地の場合は中継ポールが必須になる事が多いです。

 

外構工事が高くなる可能性が高い

外構費用としては建物を建てる敷地自体が他と同じだとしても、前面道路からの竿の部分の長さが余分にあるため、高くなります。

また竿の部分が長いと境界線のところにフェンスが必要となった場合、お隣さんが「うちは別にフェンスは必要ない」となった場合、全て自己負担で付ける事になります。

その距離が長いとそれだけ負担が大きくなります。

 

防犯面が不利

旗竿地はどうしても防犯面で不利になりやすくなってしまいます。

旗竿地は奥に入ったところに家が建っている為、道路から見ても少ししか見えません。

なので、泥棒や不審者からしたら一度入ってしまえばバレる心配もほとんどなく侵入作業が出来ます。

防犯対策はしっかりする必要があります。

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将来的に売却しづらい

ここまでデメリットが多いので説明の必要はないと思いますが、将来的に家を売却しようと思った場合、非常に売れ残りやすいです。

それでも安いからいいや」と思ってくれる人が出てくるまで長い目で待ち続けなければいけない可能性があります。

もちろんタイミングが良ければすぐ成約にこぎつけれる可能性もありますが、数年単位で売れ残る可能性があると思っておいた方がいいでしょう。

 

災害時、逃げ遅れる危険性

旗竿地の竿の部分が長い場合、地震などで周りの家が崩れたしまい閉じ込められてしまう可能性があります。

地震が起きればどこだってそうだ!」という意見ももちろんありますが、道路に出るまでの道がそこだけしかない為、最悪のケースとして頭の片隅に置いておく必要があります。

もしもの時に逃げ遅れる事のないように、家族内で避難経路の確認をしておく必要があります。

※これは旗竿地でなくても、家族で話し合って避難経路、避難場所を決めておくことが非常に大事になります。

 

最後に

今回から土地探しの気を付けるべきポイントについての解説を何回かに分けて解説します。

家を建てる為に土地を探し始めるとウキウキして、悪い面が見えなくなってしまいがちになってしまうので、失敗しない為に住んだ後の事もしっかり意識して土地探しをする必要があります。

安いからと言って旗竿地などを購入すると、あとで痛い目を見る事もあります。

もちろん納得して購入される場合は全く問題ありませんし、否定するつもりもありません。

ただ知らないまま購入して失敗したと思う方が減る手助けになればと思います。

 

今回は 土地選びを失敗しないための注意点(1) というテーマで解説しました。

御閲覧ありがとうございました。

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