住宅

図面決定〜引き渡しまでの流れ(2)【徹底解説】

今回は前回に引き続き、図面決定から引き渡しの流れを解説していきます。

前回の記事はこちら⇓⇓⇓

図面決定~引き渡しまでの流れ(1)【徹底解説】今回は全編後編に分かれている前編です。マイホームを建てる際、図面決定からどのように家が出来ていくのかを解説します。大雑把な流れだけでも把握しておくと楽しみも増えますよ。...

 

 

棟上げ後~設備工事

今回は前回からの続きで、棟上げ後の工事についてです。

棟上げが終わると、基本的には大工さんは1人で工事を進めていきます。

たまにグループでやっている大工さんもいます。

外部からサッシ搬入

棟上げで屋根の野地板が終われば、その後は筋交いを入れたり外部の構造用合板を貼っていきます。

野地板施工後、屋根はルーフィングという防水のシートを貼って、そのまま屋根を葺(ふ)いてしまいます。

外部の構造用合板を貼り切った段階でシロアリなどが来ないように防蟻剤を塗布します。

最近では某メーカー様が基礎パッキンなど条件を満たすことで、防蟻剤塗布なしで、シロアリの保証をつける工法を勧めています。

私は考えが古いので、どうしても防蟻剤を塗りたいのですが、塗らない工法でも5年保証はされるので、ご安心ください。

構造用合板を貼り建物自体の強度を強くしていき、ホールダウン金物などをつけより強固な建物にしていきます。

金物を全てつけ終わったら行政と民間の2つの機関の中間検査を受けます。

この検査で金物が正しい位置で取り付けられているか、筋交いはちゃんと入っているか、耐力壁の構造用合板の釘のピッチは適正かなどのチェックを行います。

構造用合板を貼り、窓の開口を全て開けたらサッシの取り付けを行います。

窓も全て入れ、玄関ドアも入れ、窓のシャッターも付けれるところはつけてしまいます。

ここまで来たら、家の戸締りができるようになります。

これでとりあえず一安心ですね。

ベランダの防水工事については、工法により異なります。

サッシ前に仕上げないといけないものはサッシ搬入前に下地をして完成させてしまいます。

各種設備工事まで

外部は次の項目で解説する為、ここではまず中の工事の段取りから解説していきます。

外回りの戸締りが終わったら今度は中を組み立てていきます。

大工さんが木材でどんどん中を組み上げていき、天井の下地が終わった頃、電気屋さんを呼んで電気配線をします。

電気配線も大体1日で済んでしまいます。

そして大工さんが床のフロアーを貼り終わる頃に、水道屋さんとガス屋さんを呼び配管工事をしてもらいます。

太陽光パネルを取り付ける場合もこのタイミングで配線をしてしまいます。

設備工事が終われば、タイミングを見てユニットバス(お風呂)の工事を行います。

 

並行して行われる外部工事

中の工事を先に解説しましたが、外部の工事も進んでいきます。

サッシの取り付けが終わり、中間検査が終われば、外部に防水透湿シートという防水紙を貼っていきます。

水の侵入は防ぎ、湿気は通すという優れものです。

この紙で壁から家の中に雨が入るのを防ぐことができます。

防水紙を貼り終えたら、サイディングの場合、釘打ちなら胴縁とういう部材を取り付けていきます。

サイディングという外壁材の下地になるものです。

金物留めの場合は、そのまま水切り金物をつけサイディングを貼っていきます。

サイディングを貼ると一気に外観が完成に近づきます。

サイディングを貼り終わると今度はサイディングとサイディングの継ぎ目の部分にコーキングを打ちます。

これは変成シリコーンというものを専門の業者が施工します。

変成シリコーンとは施工時はどろっとした液体(?)なのですが乾くと弾性のあるゴムのような素材になります。

この変成シリコーンを約1週間程度乾かし、軒天がペンキ仕上げの場合はペンキを塗ります。

ペンキを塗って雨樋を掛けます。

雨樋をかければ、足場を解体して、ついに家の全景が見えるようになります。

 

断熱材充填〜大工工事完了

それでは中に戻ります。

設備関係の仕込み工事が終わったら、断熱材を施工します。

断熱材の種類によって工法は異なる為、また別記事で断熱材の紹介をしようと思います。

種類としては

  • グラスウール
  • ロックウール
  • ウレタン吹き付け断熱
  • セルロースファイバー

などがポピュラーでしょうか

細かい解説はその記事で解説しますので、そちらご覧いただければと思います。

断熱材を入れ終われば、石膏ボードという不燃材を貼っていきます。

これがクロス(壁紙)の下地にもなる為、全ての壁に貼っていきます。

石膏ボードを貼り終えると、巾木と廻縁を取り付け、建具(ドア)を吊り込んで、大工仕事は完了となります。

後日、クロス工事が終わった後に階段の手すりや、玄関収納(下駄箱)などを組みに戻ってきます。

 

クロス工事〜設備仕上げ

さて、次は一気に中の見た目が完成に近くクロス工事です。

クロス工事は石膏ボードの継ぎ目をパテ埋めするところから始まります。

継ぎ目やビスのあとを埋め、全体を平らにしクロスを仕上げていきます。

クロスが終わったら、キッチンの流し台を設置します。

キッチンの設置が終わったら、電気の仕上げをし、コンセントやスイッチ、インターホンなどを取り付けます。

その後、水道屋さんにトイレ、洗面台の設置をしてもらい、水回りを繋ぎ設備の仕上げ。

先ほども書きましたが、クロス工事が終わってタイミングを見て大工さんに戻ってきてもらい、階段手すりや玄関収納の残工事を済ませてもらいます。

それらが全て終わった段階で、完了検査を受けます。

 

設備の外部工事〜美装工事

ここまでくれば、あと一息で完成です。

水道配管の先行工事をしてない場合は、足場を解体したあとに行います。

ここで、家の配管と給水、下水が繋がります。

外部の水栓ををとる場合は位置を決め、そこに配管して水栓を取り付けます。

水道の外部工事が終わると、次は基礎部分の化粧を行います。

大手ハウスメーカー様などは吹き付けをしたり、デザイパネルなどを使用し、それを化粧としていたりします。

そういうものがない場合は左官屋さんを呼び、左官仕上げをしてもらいます。

基礎の化粧が終われば、ガスの外部工事もしてしまいます。

その後、玄関ポーチに必要なら階段を作り、ポーチタイルを施工します。

ポーチの階段は外構工事に含まれる為、外構工事が別の場合はポーチまでタイル施工となります。

ポーチタイルが終われば、美装工事を行います。

いよいよ養生なども全て取り払い、家の全貌を見ることが出来ます。

美装が終わり、網戸を取り付け、傷などの補修を行います。

外構工事が別になっている場合は以上で全ての工事が完了です。

外構工事がセットの場合は次の項目へと進みます。

 

外構工事〜引き渡し

外構工事がセットの場合は、設備関係の外部工事が終わってから始まります。

それぞれ会社によって決まった仕様があると思いますが、標準の仕様は概ね似た感じの仕上げになるかと思います。

大体3方犬走り部分は砕石、ガレージ部分は土間コンクリート機能門柱をたてて、境界にはブロックとフェンスをするのが一般的でしょうか。

土間コンクリートは割れを極力減らす為、伸縮目地レンガなどでラインを引きます。

最後に生コンクリートを打設して、完了となります。

そして待ちに待った引き渡しです。

コンクリートは打設してからしばらくは強度が確保出来てなく、出来れば1週間ほど期間を置いてから車を入れるようにしてください。

冬場は特に硬化が遅くなる為、養生期間は長めに設定するのがいいと思います。

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最後に

最初はざっと流れだけを解説しようと思っていたのですが、説明したいことが次から次へと出てきて、だいぶ端折ったつもりなのですが、余計わかりにくくなったかもしれません。

色々と専門用語もあったと思いますが、またこれからの記事で詳しく説明していきたいと思います。

今回は図面決定から引き渡しまでをざっと解説していくというコンセプトで進めてきたので、大まかな流れだけでも掴んでいただければと思います。

一応脳内で工事の進捗を考えながら記事を書いたつもりですが、もし忘れている工程などがあれば随時追記していきます。

 

今回は 図面決定〜引き渡しまでの流れ(2)【徹底解説】 というテーマで解説しました。

御閲覧ありがとうございました。

前回の記事はこちら⇓⇓⇓

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