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木材はなぜ腐食するの?家に使われている木は大丈夫?【徹底解説】

木材はなぜ腐食するの?家に使われている木は大丈夫?【徹底解説】

今回は木材について解説していきたいと思います。

建築に使われている木材も様々な種類があります。

木材について色々と勉強していきましょう。

 

木材はなぜ腐るの?(木材の特徴)

木材はなぜ腐るのか。

木材が腐るのは、木材腐朽菌シロアリが主な原因と言われています。

腐朽菌は木材の主成分であるセルロース・ヘミセルロース・リグニンを加水分解させることにより、腐らせます。

つまり、濡れている状態が続くと腐食が進んでしまいます。

 

シロアリはご存知の通り木材を食べる木造住宅の天敵です。

とはいえ、シロアリは森の分解者とも言われる存在で、食物連鎖の中ですごく重要な存在です。

またアリという名前ですが、実は「ゴキブリ目シロアリ科 」に分類されており、名前の通りゴキブリの仲間です。

黒アリは「ハチ目・スズメバチ上科・アリ科」に分類されており、蜂の仲間です。

名前は一緒ですが、黒アリはシロアリの天敵で、シロアリを捕食します。

 

木材腐朽菌とシロアリは湿気をたいへん好みます。

つまり、木材を腐らせないためには、木材腐朽菌やシロアリの温床となる湿気防止することが有効です。

またヒバのような木材腐朽菌やシロアリに強い材種の木材を、湿気の多いところに使用して対抗する等の方法があります。

湿気を防止するためには、住宅の通風や換気をする事が効果的です。

また、住宅の結露の対策をしっかり行うことが最も重要になってきます。

 

住宅に使われている木材は大丈夫?

では、住宅にはどのような木材が使われているのか。

桧(ヒノキ)、桧葉(ヒバ)

まず、家の土台や通柱などの構造材に使われることが多い桧(ヒノキ)。

こちらは皆さんご存知かと思いますが、とても水に強く、また菌や虫などにも非常に強い木材となります。

また、強度も伐採後に増していき、100年もつと言われています。

寺社建築などにもよく使われており、とても古い建築ですが、がっちりしてて今現在もしっかり建っていますよね。

桧(ヒノキ)は香りもよく、昔から好まれる高級な木材として知られます。

桧葉(ヒバ)も同様に水や菌、虫に強く桧(ヒノキ)と同じように土台や通し柱などの構造材に使われます。

 

米松(ベイマツ)

次に米松(ベイマツ)です。

此方も耐水性耐虫性に優れており、構造材で使われることが多い部材です。

私の周囲ではよく屋根を支える母屋という部材に使用しています。

また2階部分の小屋梁に使う事も多い部材で、水に強い性質がある為、万が一屋根から雨漏りした場合でもすぐに腐るという事はないので、安心できます。

 

杉(スギ)、赤松(アカマツ)、櫻(サクラ)等

次は杉、赤松、櫻など木材です。

これらの木材は構造材と関係のない造作材や天井などの下地材などに使われることが多い部材です。

これらも、耐水性や耐虫性に優れている木材です。

 

近年、木材の個の強度にばらつきがある事から、集成材という材料を使うことが一般的になってきました。

 

集成材ってなに?

集成材とは様々な強度にばらつきのある木材の板を乾燥させ、加工し接着剤で貼り合わせたものです。

貼り合わせたといっても、普通にペタっとするわけではなく機械で圧力をかけながら圧着していきます。

無垢の材料とは違い、品質が安定しており扱いやすい材料です。

集成材は接着剤で張り合わせているため、劣化が早いと言われていた時期もありますが、近年技術も向上しており、そこまで差はないと思われます。

また無垢材に比べて反りや割れなどが非常に少ない部材になります。

最近では各階の柱や、1階の梁などの強度が必要な部分で使用されています。

誤解しないでほしいのが、集成材が強度が高いというわけではなく、安定しているという事。

無垢の材料でも強いものは集成材より強度の高いものはあります。

無垢材と集成材のどちらがいいかというのは難しい話で、適材適所で使うのがいいと思います。

 

最後に

如何でしたでしょうか。

今回は木材についての解説をさせていただきました。

現在の住宅はシロアリは防蟻剤などで5年の保証が付いており、保証が切れるころに再度防蟻剤を塗ってもらう事で高い確率で防ぐことが出来ます。

結露などによる腐食についても今は通気工法になっており、多少濡れたくらいならすぐに乾いて問題はないように空気を循環しやすい構造にはなっています。

とはいえ、住宅にって結露は天敵です。

しっかり対策はしておくようにしましょう。

 

今回は 木材はなぜ腐食するの?家に使われている木は大丈夫?【徹底解説】 というテーマで解説しました。

御閲覧ありがとうございました。