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ガレージのコンクリートにひび割れが・・・

今回はガレージなどに打設しているコンクリートについて解説します。

ガレージのコンクリートにひび割れが・・・ なんて事があると不安になりますよね。

コンクリートの疑問について確認していきましょう。

 

コンクリートとは

まず、コンクリートとはなんなのか。

コンクリートはセメント、細骨材、粗骨材、水を混ぜることで化学反応を起こし、水硬性によって高質化する物質の事です。

コンクリートは非常に強度が強い物質で、超高層ビルや橋などでも使用されています。

建築では使っていないものはないくらい重要なものになります。

コンクリートについての詳しい解説は下記をご覧ください。

コンクリートとモルタルの違い【徹底解説】業者さんと話していると、コンクリートやモルタルなど、色々な呼び方があります。それは混ぜる材料によって変わります。どう違うのかを解説します。...

 

コンクリートにひび割れが・・・

ガレージのコンクリートにひび割れが・・・

ガレージや、基礎に画像のような薄いひび割れが起こっているのを見たことはあるでしょうか。

こんなひび割れがあったら不安になりますよね。

ガレージならまだしも、基礎にあったら欠陥住宅なんじゃないか・・・と。

しかし、上記の画像のような薄いひび割れ程度であれば、構造的にはほとんど問題はありません。

ガレージのコンクリートも同様に問題はありません。

では、このひび割れはなぜ起こるのか。

コンクリートは大気中で硬化をする際、時間の経過とともに水分が蒸発していきます。

それによって乾燥収縮を起こし、ひび割れします。

コンクリートは圧縮する力には強いですが、引っ張る力に対してはかなり弱いのです。

ですので、コンクリートはどんなに丁寧な仕事をしたとしても、ひび割れは起きます。

ひび割れ = 欠陥住宅 ではないので、誤解しないで下さい。

ただ、ひび割れを放置してもいいかというと、そういうわけではありません。

ひび割れが起こると、中に水が浸入してしまいます。

またそれが中の鉄筋にまで及ぶと錆びの原因となり、それによってコンクリートが割れたり、強度が落ちる原因となります。

なので、ひび割れを見つけたら補修をする方がいいでしょう。

基礎は構造的に重要な部分で基礎工事の時は枠を組んで行うため、その枠の継ぎ目等の筋があり見た目が悪い為

ほとんどの工事店様は仕上げで左官塗をしたり、塗装をしたりしています。

なので、表面の薄いひび割れはその仕上げで上塗りしたモルタルが割れているだけの場合があります。

表面の仕上げが割れているだけなら基礎には全く影響がないので問題はありません。

 

コンクリートのひび割れの補修方法

それでは、コンクリートのひび割れを見つけた場合の補修方法を解説します。

 

業者様に依頼する場合

まず、ひび割れ部分をグラインダーなどでV字やU字にカットします。

カットしたら、コンクリート用の補修材を充填し、モルタルで補修の仕上げを行います。

補修箇所はどうしても目立ってしまいますので、気になる場合はその上からさらに防水塗料で塗装を行い完成です。

作業自体は簡単ですが、こういったコンクリートのひび割れは、あまりにひどい場合を除き保証対象ではないことが多いです。

つまり、工事をする場合、有償になります。

そこまで高いものではありませんが、やはり業者様に依頼するとそれなりにはかかりますね。

自分で修繕する方法

それでは自分で補修する方法を解説します。

あまりにひどいクラック(ひび割れ)の場合は業者様に依頼した方がいいですが、薄いクラックの場合は、自分で補修する事も可能です。

ホームセンターなどに行くと、コンクリート用の補修材が売ってあるので、それを購入してきましょう。

参考に商品のリンクを貼っておきます。

こちらの商品はノズルが付いているので、直接クラック(ひび割れ)部に注入し、はみ出た部分はヘラなどで整えます。

ざっと手順を書いておきます。

  1. タワシなどで表面の脆弱部分を取り除く
  2. マスキングテープ補修箇所周辺に貼る(不要部分に補修材を付けない為)
  3. 補修材を充填する。
  4. ヘラで平滑になる様に整える。
  5. マスキングテープをはがす(平滑にしたらすぐはがす)

こんな感じで簡単に作業できます。

ただし、色が全く同じになる事ようにするのは難しいので、補修箇所が気になる場合は防水塗料で塗って仕上げましょう。

クラック(ひび割れ)が薄い場合は防水塗料のみでも問題ありません。

  1. 塗布する面を掃除する。
  2. マスカーなどで周囲を養生する。
  3. ローラーで一気に塗る
  4. 塗料により2度塗りの場合は商品の説明に従って2度塗りを行う。
  5. 養生をはがす。

こんな感じでやれば綺麗に塗れると思います。

クラック(ひび割れ)の口が開いていたり、何かをぶつけてへこんだりしている場合は

先に上記の補修材で補修し、完全に乾いてから塗料を塗りましょう。

こんな感じの防水塗料があるので、それを塗っておくと水の侵入を防げるため、効果的です。

クラック(ひび割れ)がなくても、メンテナンスとして塗布するのも効果的ですし、見た目も綺麗になるのでおススメです。

必要なもの

補修材で補修のみする場合

  1. タワシなど(掃除用)
  2. マスキングテープ
  3. 補修材
  4. ヘラ

塗装する場合

  1. タワシなど(掃除用)
  2. マスカー(養生)
  3. 塗装用ローラー
  4. 防水塗料
  5. 必要であれば、作業の際塗料を移す器

ローラーは下記のようなものがあると使いやすくて便利です。

コンクリートに何かカタが残ってるけどこれはなに?

続いてはガレージのコンクリートについているカタ

おそらくこういったものではないでしょうか。

ガレージのコンクリートにひび割れが・・・

ガレージのコンクリートにはこんなカタが目立つ場合があります。

そもそもガレージのコンクリートは、打設の当日の朝に生コンを搬入

それを一輪車やポンプ車を使って打設していきます。

そして、雨などが降っても道路の側溝などに水が流れていくように水勾配を見ながら均していきます。

朝一から打設して、夏場なら14時~15時、冬場なら17時~18時くらいまでかかります。

※生コンの強度やスランプ(柔らかさ)、気温、現場の状況などにより大きく前後します。

なぜそこまで時間がかかるかというと、生コンがある程度硬化するまで、何度もガレージの表面を鏝(コテ)でオサエていきます。

そうすることで表面が綺麗に仕上がります。

そして、そのコテの跡が上記の画像の跡になります。

でも、付いてないところもあるのはなぜ?

よそは綺麗なのに、うちだけ目立つ

確かに自分のところだけだと、なんで?ってなりますよね。

しかし、コンクリートとは湿式工法であり、またガレージの場合はその現場で行うものです。

打設する日の気温、風の有無、日射状況、現地の土の濡れ具合等様々な要因が影響してきます。

生コンも毎日全く同じ配合のものは作れません。

半分だけ日に当たってもう半分はずっと陰の状態のところもあります。

それだけでも全然硬化速度が違います。

もちろん、どの現場でも最善を尽くして綺麗に仕上げようとはしますが、気候や日の当たり方などどうしようもない部分があるのも確かです。

そんな中で一番ベストなタイミングで最後のオサエを出来れば、コテあとは目立たないこともあります。

しかし、ちょっとでも硬化速度によりタイミングがズレて乾きすぎると、コテの跡が残る場合があります。

特に夏場などに打設する場合は非常にシビアになってきます。

仕方ないと言ってしまえば仕方ない部分ではあります。

このコテ跡は使っているうちに徐々になじんではきます。

コテ跡などは保証なんてない事がほとんどなので、やり替えなどの保証は難しいでしょう。

 

ただ、どうしても気に入らない場合は床用の塗料があるので、それを塗ってしまう方法はあります。

ただし、ガレージが車や自転車、足などで毎日のように擦る為、摩耗しやすく剥がれやすいので注意が必要です。

 

コンクリートの色ムラについて

ガレージのコンクリートにひび割れが・・・

続いて、コンクリートの色ムラについて。

コンクリートの色ムラ、こちらもよく問題になるものの一つです。

どうしても美観に関する部分はみなさん気になりますよね。

まずこちらはなぜなるのか。

これは、なかなか難しいお話です。

打ち放しコンクリートやコンクリート製品の表面では、グレーの色調内で、その濃淡の差が部分的に識別できるような色むらを生ずることがある。その原因として、セメント、混和材(剤)、細骨材などの銘柄や品種、配合上の単位量などの違いに起因する場合が多いが、それらの使用材料や配合が同一の場合においても、コンクリート表面での水酸化カルシウムや炭酸カルシウムの生成状況の違いによることも多い。色むらを生じた部分は、グレーの色調が濃く黒っぽく見える部分と、淡く白っぽくみえる部分に分けられる。一般に、色が濃い部分には、板状の水酸化カルシウム(材齢の経過と共に炭酸化して炭酸カルシウムとなる)が重なり合った密実な層が認められ、淡い部分では、水酸化カルシウムがほとんど認められない場合が多い。この水酸化カルシウムや炭酸カルシウムの層は表面が平滑なため、光の乱反射が少なく、黒っぽい色に見えるが、 、 水酸化カルシウムの生成が少ない表面ではそれらの結晶が独立して存在するため、光の乱反射が多くなり白っぽく見える。
コンクリート表面で部分的に水酸化カルシウムの生成量に差が生ずる原因としては、使用材料や配合、締固めの時期や方法、型枠面の材質や特性、剥離剤の品質や塗布むら、養生時の圧力差や水分供給量などの違いが考えられる。
色むらは、冬季や雨天時に発生しやすい。垂直部材では側圧が大きくなる型枠の下部に、水平部材では型枠の接合部に発生することが多い。また、蒸気養生などでは、結露が原因となって色むらを発生することが多い。

住友大阪セメント株式会社様より引用

と、いう事です。

なかなか難しい言葉のオンパレードで理解するのが難しいですね。

要約すると、材料の産地の違いや、同一産地であっても水酸化カルシウムの生成の量により黒っぽく見えたり白っぽく見えたりします。

材料も自然なものを使っており、コンクリート自体も化学反応によって硬化します。

産地が同じでも自然なものはいろんなものが混ざっている為、色むらを100%防ぐことは不可能です。

そんな中で、綺麗に乾いたものは、色むらが目立ちにくくわかりにくいだけであり

ないわけではありません。

対策としては、同一産地の材料を使うこと、冬場であれば凍結をしないようにする事。

ですが、これをしてもムラがなくなるわけではありません。

クラック(ひび割れ)と同様に、コンクリートを使用する上で100%避けることは出来ない症状です。

こちらも美観上の問題だけなので、強度等の問題はありません。

美観上の問題だけなので、上記と同様、気になる場合は塗装をする等で対処するしかありません。

こちらも気をつけていれば100%防げるというものではないので、保証してもらうのは難しいでしょう。

工事店様と話し合い、もしかしたら折半くらいまではしてくれるかもしれません。

 

最後に

如何でしたでしょうか。

コンクリートの特性上、クラック(ひび割れ)や色むらは完全に避けることは難しいです。

補修方法や、塗装などで対処するのが良いでしょう。

今この記事を書きながら補修材を探していたら、スプレーで補修するものもあるようなので、リンクを貼っておきます。

私は使ったことはないのですが、接着のスプレーをして、補修用のスプレーをし、付属のスポンジでなじませる感じでするようです。

なじませる為、塗装も不要な商品のようです。

補修材も様々なものがあるので、ご自分でされる場合はやりやすいものをお選びください。

またそう言ったクラックや、色むらがどうしても気になる方は、まだ施工前ならコンクリートではなく、ガレージでも使用できるタイルやインターロッキングなどを専門でやっている業者様もいますのでそちらを検討されることを強くおすすめします。

タイルやインターロッキングなどは割れた場合でもその部分だけ張り替えが可能です。

金額的には高くなりますが、あとでトラブルになることを思えば、その方がいいかと思います。

 

今回は ガレージのコンクリートにひび割れが・・・ というテーマで解説しました。

御閲覧ありがとうございました。