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クロス(壁紙)の選び方・不具合【徹底解説】

クロス(壁紙)の選び方・不具合【徹底解説】

今回はクロス(壁紙)について解説していきたいと思います。

どんなクロスを選んだらいいか。

クロスによくある不具合などを解説していきたいと思います。

どんなクロスを選んだらいいの?

クロス(壁紙)選ぶ上で気をつけるべき点はどういうところでしょうか。

クロスは量産されている安めのクロスと1000番台という少し高めのクロスがあります。

クロスは高ければいいというものではなく、私は量産のクロスをオススメしています。

では、なぜ量産をオススメするのかというと、量産は厚みがあるクロスが多く、不具合が目立ちにくいものが多いです。

不具合は下地の動きなどで出る事が多いので、出ないわけではありませんが、クロス自体の厚みが厚いと表に出ても目立ちにくいのです。

特に発砲系の触ったらプニプニしている感じのものは、もし不具合が出た場合でも補修が目立ちにくいので私はオススメしています。

また、縦目や横目がないものをオススメします。

クロスも経年により日に焼けてくるので、真っ白より少しアイボリーがかったものの方が汚れなども目立ちにくいと思います。

クロスは実物のカットサンプルになっているカタログを貸してもらえると思うので、手で実際に触りながら厚みのあるものを選びましょう。

一応、壁用、天井用と分かれていますが、どちらでも使うことは出来ます。

こだわりがない部分は、厚みのある発砲系の縦目横目がないシンプルなものを選ぶことをオススメします。

 

選ばない方がいいクロスってどんなの?

それでは選ばない方がいいクロスとはどういったものなのでしょうか。

この部分はメーカー様に見られると怒られるかもしれませんが、選ばない方がいいクロスはいくつかの種類があります。

柄物のクロス

柄物のクロスは、最初は見た目もよく綺麗なのですが、クロスも伸び縮みしたりして柄がズレてきたりする事もあります。

ズレたらまず直すのは難しいでしょう。

また柄物は補修も難しく、直す場合は張り替えになります。

そして柄物のクロスは廃盤になるのも早く、次張り替えるとなると同じものがない可能性があり、部屋全部を柄物で貼ってる場合は全部張り替えなければならなくなる可能性があります。

保証はあくまで破れたりした範囲のみになるので、全面張り替える場合は費用が掛かる場合があります。

柄物はアクセントで一部のみに使う事が多く、そういう使い方であれば何かあってもその部分を張り替えて雰囲気を変えることも出来るので、アクセントとしてはオススメです。

 

目があるクロス

縦目や横目のクロスは、その目に沿って割れたりする分には補修も目立ちにくいのでいいのですが、目と直角に割れたりした場合は、とても目立ってしまいます。

柄ものよりはマシですが、目に逆らって割れた場合は補修しても少し目立つ感じになると思います。

壁は主に縦に割れる事が多いので、壁に縦目のものを貼るのはまだ有りかなと思います。

とはいえ、窓横は少しだけ横に割れやすい部分があるので、注意が必要です。

 

色物のクロス

次に色物のクロスです。

クロスは、ホワイト、アイボリーのものが多く、それのアクセントとして1面だけ赤、黄色、緑、青などの色物のクロスを貼る事があります。

アクセントとして貼るくらいであれば、そこまで神経質になる必要はないのですが、上記のものと同じく割れたりした場合の補修が非常に難しいです。

これはなぜかというと、補修に使う材料に合う色がない事が一番の問題です。

色がない以上補修はできません。

目立つ場合は張り替える事になるでしょう。

 

硬く、薄いクロス

これは一番厄介なクロスです。

こんな事を書くとメーカー様に怒られてしまうのですが、耐久性の高いクロスや、革っぽいクロスなどがこれに当たります。

触ったらわかると思いますが、表面が非常に硬く、クロス自体が薄い為、下地のカタが非常に出やすくなってます。

こちらはカタログに施工注意というマークが付いていて、下地のカタが出やすいなどの注意書きがあります。(記述がないものもあります。)

クロスの下地というのは基本的には幅910mmの石膏ボードを前面に貼っています。

幅が910mmしかないので、当然いろんなところにボードの継ぎ目が出来ます。

また、ボードを固定するボードビスも少しボード面より凹んでいます。

それらをクロスのパテで平滑にしていきます。

パテが乾いて凹むので、それをまたパテで埋めて・・・というのを繰り返して継ぎ目とビスの凹みを埋めていきます。

そして、その上からクロスを貼っていくのですが、下地の段階でパテで平滑になっていても、クロスを貼って、しばらくすると段差やビスの凹みがわかるくらいに段差が付いたりして、それが表に出てくる事が多々あります。

通常、厚いクロスなどではほとんど目立つ事なく、気づかないのですが、この硬く薄いクロスは非常に出やすい。

カタが出るので、めくってパテでもう一度平滑にし、再び貼るのですが、それでも何故か出ます。

もしかしたらとてもうまいクロス屋さんなら出ないように出来るかもしれませんが、なかなか難しいです。

私がお願いしているクロス屋さんもだいぶ綺麗に仕上げてくれるクロス屋さんなのですが、こればかりはどうにもならない事があります。

そのクロス屋さんの手が悪いからカタが出るんだと言われてしまったらそれまでなのですが、私は10年以上この業界で仕事してきて、こういったクロスでカタが一か所も出ていないクロス屋さんは見た事がありません。

それだけ難しいクロスということです。

なので、高耐久などの硬く薄いクロスを選ぶときは注意しましょう。

そういうのが許せない方は絶対にやめておいた方がいいと思います。

また、この硬く薄いクロスは折りジワもつきやすいクロスです。

クロスは基本的には床から天井まで1枚で貼っていくのですが、床から天井までの長さがあるため通常クロスのノリをつけた後、折りたたんで施工箇所まで持っていきます。

そのちょっとした時間でもその折りジワが出来てしまい、目立つ事があります。

クロスが硬いが故に、そういった不具合が出やすいクロスになります。

パテで平滑にしてもノリの水分のせいか、原因はわかりませんがクロスを貼ったら段差やビスのくぼみが出てしまう。

短時間の折りたたみで折りジワが出来る。

こういった症状が起こりやすいクロスになっております。

これはカタが出たから直してと言っても、なかなか直らないケースが多いです。

薄く硬いクロスを選定される場合は、そういった症状が出る事を覚悟しておきましょう。

ペットを飼っていて、爪とぎされたりするご家庭は高耐久のクロスなどはオススメなのですが、そういった注意点があります。

 

クロスの不具合

クロスの不具合とは一体どういったものがあるのでしょうか。

まずは、先ほども記述した下地のカタです。

どうしても現場で手作りでやっている事なので、工場で作る製品のように完璧には出来ません

これもその一つで、なかなか難しい症状です。

ある程度はパテで平滑にすることで、綺麗に仕上げることが出来ますが、薄く硬いクロスの場合は非常に出やすくなっています。

 

次に家が完成してから1〜2年は下地の木などが動く為に起こる、クロスの「割れ」です。

これは1〜2年のうちに結構高い確率でどこかしらに現れる症状です。

これは、下地の木が動く事で、石膏ボードの継ぎ目を埋めているパテが動きを吸収しきれずに割れてしまい、それに引っ張られて表のクロスも一緒に割れてしまうことにより起こる症状です。

そこまで酷くない場合は補修で直せますが、段差が出来たりしている場合は張り替えが必要になります。

割れてすぐに張り替えをするより、保証期間ギリギリにする方がいいでしょう。

下地の木の動きが収まらないうちに直しても、またすぐに割れてしまう可能性があります。

家は強風や地震などがあると揺れるので、そういった外的要因で割れることもあります。

構造的には全く問題がないので、引っ越し後すぐに割れたりした場合でも保証期間ギリギリで補修するのがいいでしょう。

ただし、保証期間が過ぎてしまったら直してもらえないので、忘れないようにしましょう。

症状が出たら、先に担当者さんに連絡だけしておくといいでしょう。

症状が保証期間内に出てたとしても、業者様が保証期間内に確認しないと保証はされないのでご注意ください。

 

最後は入隅(入角)の隙間です。

これも下地の動きによってボードが動いたり、収縮によって離れた事によって起こる症状です。

ボンドコーク(ジョイントコーク)という材料で入隅を綺麗にしているのですが、それが離れて蜘蛛の巣みたいになったり、黒い点々みたいになる事があります。

入隅の隙間は症状としてはよくある症状で、張り替えは不要で、簡単に修理できます。

自分でも出来るレベルのものなので、やり方を下記の記事で解説しています。

保証が切れた後は自分でやってみてもいいかもしれませんね。

 

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最後に

いかがでしたでしょうか。

クロスというのは最終の仕上げになる為、綺麗に保ちたいですよね。

柄物とかを選びたくなるのですが、紹介したようなデメリットもあります。

割れなどを気にしないという方は問題ないのですが、保証が切れてから割れたりしたら、張り替えないといけないので、少し高くつきます

実際クロスなんて見るのは最初だけっておっしゃって後悔してる方もいるので、もしカタなどが気になる方は無難な厚みのあるクロスを選ばれる方がよいと思います。

後悔のないクロス選びをしましょう。

 

今回は クロス(壁紙)の選び方・不具合【徹底解説】 について解説しました。

御閲覧ありがとうございました。