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保証対象外!?引き渡し後、保証が外れるケースとは

保証対象外!?引き渡し後、保証が外れるケースとは

こんにちは、建築業界で10年以上働いているKatzeです。

今回は新築住宅などの引き渡しが終わった後から様々なものに保証がつきます。

その保証が外れるケースについて解説していきたいと思います。

最初からついている保証とは

新築住宅を購入した場合は様々な保証がついています。

例えば、クロス(壁紙)は2年、配管は5年など大体のものは最低2年ほどの保証がついている事が多いです。

そして一番重要な部分、構造躯体、屋根、壁からの雨漏りについてはどの会社様でも最低10年ついています。

これは瑕疵担保責任といい、新築住宅であれば全ての住宅が保証されます。

また、20年50年と保証するというのはほとんどの場合、有償の定期点検および、メンテナンスをする場合のみ適用される事が多いです。

超長期保証、各保証期間に関しては下記の記事で解説していますでのご覧ください。

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保証対象外になるケースとは

基本的にはなんでも保証するわけではありません。

当然ながら自分たちでつけた傷などは保証対象外になります。

たまに自分たちでつけた傷や、フローリングに水をこぼして膨らんだものを自然になったとおっしゃる方がいますが、何十何百と症例を見てきていると、そういうのは見ただけでわかります。

以後もお世話になるところですし、嘘ついても得なことはありませんので正直に言いましょう。

保証についても「お隣はこれくらいはサービスで直してくれたと言っていた」というのをよく聞きますが、それは会社様の好意でされている事なので、保証が切れていたり、保証対象外のものは有償修理が原則です。

そういう事を言うより、私は「いくらくらいかかりますか?」と最初から聞いてくれた方が、これくらいなら・・・とか、出来るだけ安くしてあげようと思えます。

ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、本題へ戻ります。

自分たちがつけた傷などの他に保証されないケースが、雨漏りにもあります。

それは、建築をしてくれた工務店様など以外が行った工事によって雨漏りした場合です。

どういう事かと言うと、多いのはエアコン工事です。

最近はだいぶ減ってはいますが、エアコンの工事は室内から室外に貫通する穴をあけます。

その処理をちゃんとしていなかった場合、その穴から壁内に雨水が侵入し、室内側へ出てくる事があります。

エアコンの場合は原因がはっきりしているので、エアコンを取り付けた業者様に連絡して対応してもらいましょう。

次に最近多いのが、太陽光パネルの設置工事によるものです。

完成後に屋根に登って作業し室内に配線する為、壁にも穴をあけます。

屋根に重たいものを持って移動し作業する為、屋根の瓦やカラーベストが割れることがあります。

前に見たケースだと太陽光パネルを屋根まであげた位置から太陽光パネルを敷いている位置まで、ここを歩いて運んだんだろうなとわかるように歩いたルートが割れていた事がありました。

その時はその業者様が写真を撮っているし、もう半年も経っているからうちの責任じゃないって言われてしまい、お客様が泣く泣く有償で修理する事になりました。

その写真というのも施工前の写真でなんの証拠にもならないものでしたが、施工後にも確認したが割れてなかったの一点張り。

太陽光パネルなどの怖いところはお客様が最後に確認できないところです。

そのお客様もたまたまカラーベストが落ちそうになっていたので気づいて確認してほしいと連絡があったのですが、登ってみたら10枚以上割れていました。

たまたま荒くたい業者様にあたっただけだとは思いますが、そういった事例もありますので、最後に写真を撮って見せてもらうくらいのことはしておく方がいいでしょう。

また、同じように屋根に登るTVアンテナの工事についても同様の事が起こる可能性があります。

こう言った他業者が入った工事で建てた側の瑕疵ではない場合、保証対象外になります。

それ以外にも他の業者様の工事が入った部分については保証対象外となる可能性があるのでご注意ください。

他業者様がいじった部分は100%保証対象外。

その他の工事中に発生した、または工事によって発生する原因を作った場合も保証対象外になります。

簡単に言えば、自然になったり、通常当たり前の使い方をしていたにも関わらず起こった不具合に関してのみ保証されるという事です。

他業者様が工事に入る場合は保証なども聞いておきましょう。

 

保証を外れないようにするには

では、保証が外れないようにするためには一体どうすればいいのでしょうか。

上記で説明したように、自分でつけた傷などはどうしようもありません。

しかし、追加で工事する分に関しては、建ててくれた会社様や工務店様に依頼する事で、保証をそのままにする事ができます。

実際は他者に工事を頼んだとしても、それが原因でなければ保証はされるのですが、はっきり原因がわからない場合は、保証する事がむずかしくなります。

保証してくれる会社様が行う工事ですと、もし何かあってもその会社様が責任を持ってくれるので、心配はありません。

でもその会社様や工務店様の見積もりが高いと、安いところに依頼したくなりますよね。

そういう場合は出来るだけ工事しているのを確認して、自分でも管理するようにしましょう。

業者様的には写真を取られたりビデオを回されると良い気はしませんが、悪い業者様対策にはなります。

とはいえ、写真を撮るにしても最低限のマナーが必要です。

最近は工事中の写真を撮って業者様が写っている写真を平気でSNSに載せたりしている人がいますが、ちゃんと許可を取ってから上げるようにしましょう。

あと、悪いことしてないなら写真(ビデオ)を撮られても問題ないのだからどんどん撮りましょうと言っている人がいますが、悪いことしてなくてもカメラをずっと向けられるといい気はしませんよね。

それに工事中に近くに来られると危ないのでとても気を使います。

写真を撮るにしても迷惑にならないようにマナーは守りましょう。

悪徳業者の対策をするつもりがご自身が悪徳な客にならないように注意しましょう。

普通に工事中に見える範囲にいるだけでも十分効果があります。

とはいえ、そんなことしなくてもいい信頼できる業者様にお願いしたいですね。

建ててくれた会社様や工務店様が信頼できるなら、多少高くてもそこでお願いするのがいいと思います。

もし何かあった場合はそんな安い分くらい吹っ飛んでしまうような費用が掛かる可能性もありますので、慎重にご検討ください。

 

話は逸れましたが、完成後の工事を他業者様に依頼する場合は保証対象外になる可能性があるので、建ててくれた会社様や工務店様に依頼するか、信頼できる工事業者様に依頼するようにして、最後に目視か写真を撮ってもらって確認するようにしましょう。

「他業者様が行った工事」に関しては100%保証はされませんのでご注意ください。

 

最後に

如何でしたでしょうか。

保証というのはあくまで自然になったり、売主側に責任がある部分でのみ対象となります。

他社が工事した場合、その部分にどのような工事をされたかわからないので保証はされないことがほとんどです。(他社の瑕疵になる為)

またそれに起因する不具合に関しても保証されない可能性があります。

電化製品などの保証も改造したり、ばらしたりすると保証対象外になりますよね。

家もそれを同じです。

その他にも基本的に自然災害による不具合に関しても保証はされません。

瑕疵担保責任については下記の記事で解説してますので、ご確認ください。

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今回は 保証対象外!?引き渡し後、保証が外れるケースとは というテーマで解説しました。

御閲覧ありがとうございました。