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中庭を採用した場合の5つのメリット・デメリット

中庭を採用した場合の5つのメリット・デメリット

こんにちは、建築業界で10年以上働いているKatzeです。

今回はあるとおしゃれな中庭。

周りを気にせず、中庭で優雅にお茶したり植栽を植えたりして素敵な空間ですよね。

ただデメリットも知っておかないと後悔する事になるかもしれません。

今回は中庭のメリット・デメリットについて確認していきましょう。

中庭ってなに?

中庭とは壁や建物で囲われた屋根のない部分の事を言います。

中庭を採用した場合の5つのメリット・デメリット

こんな感じのイメージでしょうか。

このように、建物で囲まれていて屋根が庭の事を中庭と呼びます。

パティオと呼ばれることもあります。

中庭を作るメリットって?

まず中庭を作るには、家の形をロの形にするかコの形のものが多いです。

上記の画像の間取りはロの形になります。

他の形でも出来なくはないですが、L型等の場合は壁などで覆わなければいけなくなります。

どの部屋も光を取り入れやすくなる

中庭を作るという事は外部に接する面が多くなるという事です。

つまり、中庭を作る事で、通常なら室内側の面からも採光を期待できるのです。

このため、北向きの家だとしても南から光を入れることが可能になります。

これは1階でも2階でも受けることが出来るメリットです。

 

風通しがいい

これも光と同様に外部に接している部分が多いので多くの方向から風を取り入れることが出来ます。

窓と窓を向かい合わせで設置する事が可能なので、まっすぐ風が抜けていきます。

 

プライベート空間なので安心

4方向とも壁などに覆われている為、防犯面でも問題はありません。

春の晴れた日に外でゆったりしたいけど、通行人や隣人から見られそうで嫌ですよね。

この中庭を取り入れると、全方向家族からしか見えない空間なので、心おきなくゆっくりできます。

椅子を置いて読書をしながらうたた寝。

家族でバーベキュー。

ビニールプールを置いて子供たちを遊ばせるのもいいですね。

普通の庭だと気を使って出来ない事もプライベートな空間なら可能です。

 

開放感がある

中庭は他人から覗かれる心配がない為、中庭の面に大きな窓を設置する事が出来ます。

これにより、かなりの開放感が期待できます。

また、吹抜け空間を併用する事で更に開放感が増します。

中庭の面を全てガラスにした問題ありません(笑)

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DIYなど外の作業も気軽に出来る

最近はDIYなどが流行っていて休みの日に作業される方が結構いますが、意外と周りが音などで迷惑していてトラブルになるケースも少なくありません。

そういった場合でも、家に囲まれている中庭なら気兼ねなく出来ます。

さすがに騒音がなくなるという事はありませんが、周囲が建物や壁に覆われている為、かなり軽減できます。

うるさいなぁっていう視線を気にする必要もありません。

(家族からの視線は耐えてください)

 

中庭にはどんなデメリットがあるの?

それでは中庭のデメリットについて見ていきましょう。

 

コストが高くなる

毎度デメリットに登場するコストの問題です。

やはり他と違う事をしようとすると、どうしてもコストが上がってしまいます。

中庭を作る場合、まず、通常内部であるはずの部分が外部になる為、サイディング等の外壁材を使用しなければなりません。

これは内装の壁よりコストが高くなります。

また明るさや風と取り入れる為に窓を多くするので窓の数も増えます

更に外壁面が増える事で、断熱材も多く使用する事になります。

断熱材は外部と面する部分の壁に入れなくてはいけないので、中庭に面する壁には全て断熱材を入れる必要があります。

他にも排水設備を取り付けるなど色々ありますが、とりあえずコストが高くなるという事をご理解ください。

 

雨水があふれることがある

中庭には屋根がないので、雨が降ると中庭に雨が落ちてきます。

通常中庭に雨水用の排水を設けているのですが、近年多いゲリラ豪雨集中豪雨があった場合は排水が間に合わない場合があります。

中庭は通常下に下がっているので、家の中に侵入するまではなかなかないと思いますが、排水が枯れ葉などで詰まってしまった場合は注意が必要です。

災害級の雨が降った場合は室内侵入が起こる可能性もあります。

排水部分のお手入れは小まめにするようにしましょう。

また、長い時間中庭に水が溜まった状態が続くと、床下に水が浸入する場合があります

もし排水が詰まったりして長時間水が溜まった状態が続いた場合は床下収納庫を取り外すと床下を覗くことが出来るので、一度確認してみましょう。

ちょっと濡れているくらいであれば放っておいても乾くので問題はないですが、水が溜まってしまっている場合は抜く必要があります。

 

部屋数が減る

中庭を1階から2階まで通して付ける為、どうしても部屋数は減ってしまいます。

それなりに土地が大きければ部屋数の多い家も作れますが、一般的な予算で建てようと思った場合は部屋数を多く作る事は難しいです。

家族が多く子供が多い家庭は大きな土地と資金力が必要になります。

 

生活動線が複雑になりやすい

中庭は家の中央部分に来ることが多いので、どうしても生活動線が長くなりやすくなってしまいます。

中庭を使うのは、言ってしまえば主に遊ぶ時がほとんどです。

普段の生活のめんどくささを増やすことにならないよう、しっかり生活動線を考えて間取りを作りましょう。

 

空調のコストが上がる

単純に外壁面が多くなるという事は、断熱性能が落ちる要因になります。

断熱性能が落ちるという事は空調機器の効果が発揮されにくくなるため、より多くの電力を使用する事になります。

その為、中庭がない家と比べるとどうしても費用が上がってしまいます。

中庭を採用する場合は高断熱の物を採用するといいでしょう。

 

最後に

如何でしたでしょうか。

中庭ってモデルハウスとかで見ると明るくて素敵ですよね。

また、そのスペースで色々やりたいことを想像するとわくわくしてしまいます。

しかし、どんなものにもメリット・デメリットは存在します。

デメリット部分もしっかり考慮して採用するかどうかを検討してみてください。

 

今回は 中庭を採用した場合の5つのメリット・デメリット というテーマで解説しました。

御閲覧ありがとうございました。