住宅

平屋建ての8つのメリット・6つデメリット

家を検討する際、1つの選択肢として平屋か2階建て、3階建て等、階層がありますよね。

ほとんど方が2階建て、狭小地なら3階建てが多いと思います。

なので今回はあえて、平屋建てのメリットなどを解説したいと思います。

そもそも平屋建てってなに?

おそらく皆さんご存知だとは思いますが、「平屋」とは1階建ての事です。

平家」と表記する事もあります。

現在は家族が多くなっても使いやすい2階建て3階建てが主流になっています。

平屋建てのメリット

家族とのコミュニケーションがとりやすい

全ての部屋が同じフロアにあるので、家族とのつながりが濃くなります。

リビング階段と違い、工夫すればある程度行動が把握でき、子供の友達と顔を合わせる事なく過ごすことも出来ます。

やはり思春期や反抗期になると子供としては煩わしさを感じることはあるでしょう。

とはいえ、工夫次第でどうとでも対処できます。

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構造的に安定しやすい

2階建てや3階建てより構造的には安定します。

上に高くなっていくと重心も上がるし、重くなるので地震や台風の影響は受けやすいですが、平屋だと高さがないので重心も低くなり、土地に設置している面積が多く建物の重量が分散されるので、構造的に強くなります。

長方形のコンニャクを寝かせて置いた時と立てて置いた時、下を固定して揺らしたら、どっちの揺れが大きいか想像したらわかりやすいと思います。

やはり高さ方向に長い方が、揺れに対する負荷が大きくなります。

それだけ建物にかかる負荷が軽減されるため、地震などの揺れに対して強くなります。

 

階段がないのでスペースが有効に使える

例えば平屋30坪の家と2階建て30坪の家を比較した場合。

階段は大体1坪のスペースを使います。

2階建てだと1階部分の1坪、2階部分の1坪で合計2坪のスペースを階段によって失われます。

また2階にトイレを置いた場合は更に0.5坪使う事になります。

これが平屋の場合は必要ないので2.5坪広く使えるようになります。

廊下は平屋だと配置によっては2階より長くなってしまう可能性もありますが、そこまで大きく差が出る事もないでしょう。

3階建ての場合は更に1.5坪階段とトイレに使用する為、4坪の差が出ます。

階段のデッドスペースは収納やトイレにして有効活用する事が出来ますが、圧迫感があったり、収納の半分くらいが使えなかったりするので、これは大きいですね。

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メンテナンスがしやすい

平屋は高さも低いため、ちょっとした工事でも足場をすることなくメンテナンスする事が出来る事があります。

外壁や屋根など、一部だけメンテナンスや修理したい場合でも、2階や3階の高い部分の場合は足場をかけないといけないので、足場だけでも20~30万円ほどかかったりします。

そういった部分の費用が抑えられるため、数年おきに行わなければいけないメンテナンスの費用が安くなる可能性があります。

 

老後も安心

平屋だと階段を上り下りする事がないので、老後も安心して暮らしていけるメリットがあります。

子どもたちが独立した後、平屋に建て替えされる方も非常に多くいます。

家事をするにしても、生活をするにしても平屋はバリアフリーで対応しやすいので、高齢の方には人気です。

 

家が広く感じる

坪数が同じ大きさの家であれば、階段やトイレのスペースが減る分、家が大きく感じます。

実際にスペースが増えるのもありますが、1フロアが30坪とかだと感覚的にはかなり大きな家に感じます。

そういう家だと精神的にも余裕が出来ますね。

 

動線が短くて済む

全てが1フロアで完結する為、動線が全体的に短くなります

家事動線で一番大きいものはやはり洗濯です。

洗濯機をかけて階段を上がってバルコニーに持って行って干す。

これを1階で済ませるので、主婦(主夫)の負担がかなり軽減されます。

 

大空間が作りやすい

平屋建てだと上階がないため、屋根だけの重さしか負荷がありません。

その為、大空間を作りやすくなります。

木造の最大スパンで建てても、躯体の負担は2階建て3階建てに比べて少なく済みます。

上階がない為、梁が自重で垂れたとしても影響が少なくて済みます。

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平屋建てのデメリット

工事単価が高い

平屋建ては2階建て・3階建てと比べると工事単価が高くなる傾向にあります。

平屋の場合、同じ広さの家を建てると基礎部分と屋根部分が倍近くになります。

トイレや階段が減る分安くなると言っている人がたまにいますが、それ以上に増えるコストの方が多い為、結果的には高くなる傾向にあります。

また、敷地の広さも必要になる為、土地の購入費用も高くなります。

 

土地の広さが必要

平屋だと同じ大きさの2階建て・3階建てと比べると大きな土地が必要になります。

真四角の2階建て30坪なら1階部分は15坪なので、それプラスガレージなどのスペースがあればいいのですが、平屋の場合、建物が占める面積は30坪まるまる必要になります。

平屋は高さが低いので、採光や通風の面を考えても土地に余裕を持った計画が必要となります。

先ほども書きましたが、大きな土地が必要なので土地の購入費用が高くなってしまいます。

 

広いと日当たりの確保が難しい

土地を広く確保しても、家自体が大きいと真ん中に位置する居室などは日当たりの確保が難しくなりやすいです。

家が広いと、外壁に面する部分が1面しかない部屋が出てくることもあるので、しっかりと光や通風の計画を行う必要があります。

場合によってはトップライト(天窓)を取り入れたりする必要もあるでしょう。

間取りを工夫する事で解消できる事もあるので、しっかり計画しましょう。

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水回りと寝室が近いと音が響く

全ての生活空間が同じフロアにあるため、水回りの位置と寝室が隣接しないようにしておく必要があります。

水の音はどうしても響いてしまうので、生活時間がズレてる場合は、入浴の音がうるさくて寝られないという事になるかもしれません。

水回りと寝室は出来るだけ廊下や収納を挟んで配置するようにしておくと安心です。

 

防犯対策が必要

平屋は当たり前ですが寝室も全て1階にある為、夜中に不審者による侵入がある場合は危険性が増します。

もちろん2階建て・3階建てなら安心というわけではありません。

しかし、侵入してきた部屋が寝室だったりすると、不審者に襲われる危険が高くなります。

その為、しっかりとした防犯対策をしておく必要があります。

2階建て・3階建てでも同じように防犯対策は必要ですが、平屋だと侵入してきた不審者と遭遇してしまう危険性は高くなりますので、より対策が必要になります。

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プライバシーの確保が難しい

平屋は何度も言っているように生活が全て同じフロアなので、家族同士のプライバシーの確保が難しくなります。

何をするにしても、人の気配が近いのでプライバシーという面では不利になります。

音やニオイなども伝わりやすいため、子供さんが年頃になると不満に思う事が多くなるようです。

 

最後に

如何でしたでしょうか。

今は平屋を建てる事が少なくなりましたが、平屋にはこんなに魅力的なメリットが多く存在します。

私自身、老後は平屋でゆったりと暮らしたいと思っているほど魅力的です。

老後には平屋はぴったりの住宅なので、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

 

今回は 平屋建ての8つのメリット・6つデメリット というテーマで解説しました。

御閲覧ありがとうございました。